2016年10月01日

ストレスが産み出す「鬼」

〈特別ホーム〉介護職が80代女性虐待 家族の撮影で発覚
         =毎日新聞10月1日(土)2時30分配信

 三重県四日市市西大鐘町の特別養護老人ホーム「よっかいち諧朋苑(かいほうえん)」で、50代の女性職員が入所者の80代の女性に、暴言を吐きながら平手打ちをするなど虐待を繰り返していたことが分かった。施設を運営する社会福祉法人「宏育会」理事の村中正敏施設長が9月30日、同社の取材に「暴力行為があったことは間違いない。利用者には申し訳ない」と認めた。

 施設や市介護・高齢福祉課、県長寿介護課によると、職員は7~9月の夜勤中、1人部屋に入居する女性に対し「早く死んだらええやん」などと言いながら顔を平手打ちしたり、枕で顔を殴ったり、顔に布団のシーツをかぶせたりするなどの虐待を繰り返していた。女性は要介護度5の重度の寝たきりで、意思疎通も難しい。けがはなかったという。

 入所者の女性の長男が9月初旬、暴行などの場面が映った30秒から1分前後の動画約15本を市と県警四日市北署に持ち込み、発覚した。虐待を疑い、自ら部屋にカメラを設置して撮影したという。

 市は9月8日に県に報告するとともに、翌日、施設に調査を要請。県や市によると、職員は事実を認めた上で「夜勤のストレスがあった」と話したという。施設は同17日付で職員を懲戒解雇した。

 施設には約100人が入所しているが、他の被害者は確認されていないという。



自分が母の介護をやっていたことを他人に話すと、

ほとんどの人から感心されたり褒められる。

でも、不思議といい気分にはなれない。

それは介護というものが、綺麗事では済まないから。




具体的に言えば、この三重の介護職員が行ってきたような行為が、

程度の差こそあれ、どの介護者でも通る道だと思うから。

自分もストレスが限界を超えて、罵声を浴びせたり、枕を叩きつけたこともある。

そんなことをやっても、気分が晴れるわけもないのだが・・・。




もちろん、この介護職員が行った行為を弁護するつもりもない。

在宅介護をする家族と、報酬を貰っている介護職とでは立場が違うからだ。

でも同じ人間。ストレスが感情や理性のブレーキを壊すこともある。

優しい人がいつまでも優しい人でいるなんてことは絶対にない!

一度、鬼になってしまったら、自分では元には戻れない。




この手のニュースを読むと、少し前の母と自分の生活を思い出して、

悲しく切なく、いたたまれない気持ちになる。



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posted by 左一白 at 16:36| Comment(0) | 介護ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする