2016年11月19日

僕が歩んだ介護の路その20

家の事情を職業訓練校の担任の先生に話したが、それでも、


一応、会社見学だけでも行ってみないか?


そう言ってくれた。

すでに自分のポストを用意して待ってくれているらしい会社。

なんでも、とある施設の主任さんがその年の夏に辞める予定で、

自分が4月に入社し、数ヶ月引き継ぎの後にそのポストを収まるというもの。




“見込まれすぎだよ”




そう思ったが、そこは先生の顔を立て見学に行った。

見学(職場となる場所)させてもらった会社は給料形態も雰囲気も素晴らしい所だった。

もし普通の状態ならば、訓練校生活を切り上げて、すぐ就職したいぐらいの会社。

そして、会社側も「ぜひ来てもらえませんか?」と言ってくれた。

しかしながら勤務形態を考えると、やはり介護との両立は出来るものではなかった。




“先生、すみません。ちょっと雰囲気が自分には合っていなくて・・・”




見え透いたウソをついた。

その後、自力で介護と両立できそうな就職先を探した。

バイトならいくらでも仕事は合ったが、自分の中では契約社員以上の待遇を求めていた。

しかし、年齢や経験で門番払いは当たり前、

年齢・経験不問の所があっても介護との両立が成り立つ会社はなかった。

3月に入り、同期の訓練生の仲間は次々と訓練校紹介で就職先が決まって行った。

焦りはしなかった。むしろ焦っていけないと自分に言い聞かせた。




そんな中、愛猫の具合がさらに悪くなっていった。

週に2回ぐらい動物病院に連れて行ったが、日に日に衰弱していった。

そして3月のある寒い日の明け方、母の枕元で逝ってしまった。



(つづく)



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posted by 左一白 at 21:48| Comment(0) | 在宅介護 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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